2011年の東日本大震災以降、自らを編み直し、音楽との関わり直し、世界の捉え直しをしてきました。参加型アート活動、オンガク活動としての実践と研究を進めています。

芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト代表

2011年東日本大震災の混乱期に関わったまちだ市民大学の経験から、2014年10月相模原市立市民大学交流センター内にオフィス設立。場の関係性を音風景として捉えるサウンドスケープ思想を軸に活動。異分野アーティスト、研究者、哲学者との協働を芸術活動と捉えています。(コロナ禍2021年にオフィス移転)

聾CODA聴 対話の時間

2016年公開のろう者のオンガク映画『LISTENリッスン』共同監督(牧原依里、雫境)との「オンガクを問う」対話をきっかけに生まれたプロジェクト。劇作家で舞台手話通訳者・米内山陽子もメンバー。アートミーツケア学会青空委員会公募プロジェクト採択(2017年、2019年)。
プロジェクト記録→

即興カフェ

「サウンドスケープの哲学から新しいオンガクのかたちを思考実験する」をテーマに、2014年の弘前大学今田匡彦研究室出張講座「音楽×哲学カフェ」を機会に始まった。コロナ直前まで全10回開催。2024年1月に日本音楽即興学会にて「関係性の音楽/リレーショナルミュージック」としてワークショップ&活動発表、2023年日本音楽即興学会奨励賞受賞。

空耳図書館

音楽×絵本をテーマに2015年子ども向けワークショップとしてスタート(助成:子どもゆめ基金助成事業・読書活動 5年間実施)。コロナ禍の映像版『空耳図書館のはるやすみ~春と修羅 序』(助成:文化庁 文化芸術活動の活動継続支援:ササマユウコの音楽活動)をきっかけに、大人も対象に含めたコレクティブ活動へと進化。
〇インスタグラム
「空耳図書館のおんがくしつ」

アートミーツケア学会

 2011年の東日本大震災後、サウンドスケープ研究の中で鷲田清一著『聴くことの力 臨床哲学試論』に出会い、当時氏が会長、同じくサウンドスケープ研究者の中川真さんが副会長を務めていたアートミーツケア学会に所属しました。
2023年~2024年度理事
〇オンラインジャーナル14号
研究ノート『境界はどこにあるか~音楽、サウンドスケープ、社会福祉の実践研究』

日本音楽即興学会

2023年度の大会発表〈即興とは何か~”関係性の音楽”としての思考と実験〉にて、日本音楽即興学会奨励賞を受賞しました。
今後、現代アートの〈関係性の美学〉、〈リレーショナル・アート〉の視座から〈リレーショナル・ミュージック〉とは何かを問う論考を発表予定です。お楽しみに。


NOTE 「音楽と言葉」
自分を語り直す、編み直す場。2011年東日本大震災以降の「音楽、サウンドスケープ、社会福祉」の道筋を俯瞰して言葉にしています。ワークショップやレクチャーの記録、日々の活動からの気づきなど、音楽の内にある知恵を外につなぐこころみです。どうぞお気軽にフォローしてください。